ドライアイは、涙の量や質が変わることで眼球の表面に障害が起きる眼の病気です。 また、症状が軽いうちは病気の進行に気づきにくいので自己判断は禁物です。 最近の研究から、涙が十分出ている人でもドライアイである可能性があることがわかってきました。 パソコンなどの作業をすることが多いオフィスワーカーや、コンタクトレンズをつけている比較的年齢の若い方の間で、男女問わず新しいタイプの「BUT短縮型ドライアイ」の患者さんが増えています。
涙の「量的な異常」は、涙の量が十分でないというという異常です。
涙が十分に出ないために目の表面が乾いてしまい、ドライアイの症状を生じてしまいます。
涙の「質的な異常」というのは、涙の性質が変わってしまうという異常です。
このため涙の働きが不十分になってしまい、ドライアイの症状を生じてしまいます。
視力検査などの基本的検査のほか、涙の量や質がどのような状態にあるかを検査します。
また、細隙灯顕微鏡で傷の有無や程度をチェックします。
点眼薬の使用によって目の保水性を高め、角膜の傷を修復することが基本となります。
ドライアイの治療に使われる点眼薬としては、
などがあり、ドライアイの種類や程度によって処方される点眼薬は変わります。